【開催報告】令和7年度 第2回あだちSDGsパートナーMeetingを開催しました!
令和7年9月18日(木)「あやセンター ぐるぐる」にて令和7年度 第2回あだちSDGsパートナーMeetingを開催しました。
あだちSDGsパートナーMeetingとは、足立区の持続可能なまちづくりに向けて、一緒に取り組む事業者・団体が集まり、企業の垣根を越えた知見や経験を共有することで、足立区の活力となる新しい取り組みや共創を生み出す場です。
今回は初参加が多数!12企業・団体(うち7企業・団体が初参加)、合計15名の皆様にご参加いただきました。
●プラントベースフードを片手に乾杯!
今回の軽食は有限会社クックたかくらさんが提供してくれたプラントベースフード。プラントベースフードとは、動物由来の原材料を一切使わず、植物由来の食材(野菜、果物、豆類、穀物、ナッツ、海藻など)を主に使用した食品のことです。春巻きやコロッケ、サラダなど今回のメニューは、植物由来の食材であることはもちろん、国産でかつ有機の食材を使っています。なかには大阪万博で展示された「水音の珠」も!大豆ミートが中心の「ベジボール」に若ひじきを混ぜて、国産有機のなたね油で揚げる際に、あつばアオサをまぶして海藻の風味を閉じ込めている一品だです!(美味しかった!)
乾杯のあとは、一人ずつ自己紹介を行って頂きました。事業紹介のほか「足立区をより良い街にしたい」「足立区のイメージアップを図りたい」というコメントをする方が多かったです。
●人気コーナー「オレの/ワタシの話を聞け~」
前回から始まったピッチプレゼンの時間「オレの/ワタシの話を聞け~」コーナーでは、5企業・団体の方が発表をしてくれました。
・キラいくパフォーマンスビレッジあだち・くぼさん
演劇を中心に子どもたちの居場所づくりを行うくぼさんのところには、多様な子どもたちが集まってくるそうです。輪に入るのが苦手な子や学校に行けないけど表現することは好きな子、外国ルーツの子どもで日本語が上手になりたい子など。「学校でも家でもない、自分らしく安心できる場所になれば」とくぼさんは話します。年に一度のハロウィンイベントで子どもたちのために協力頂ける方を募集中とのこと!
・ひだまりしゅしゅ花畑・眞柄さん
子どもたちがハロウィンの仮想をして参加した「花畑クリーンパレード」の写真とともに活動を紹介してくれた眞柄さん。このイベントでは、まず紙芝居でゴミを捨ててはいけないということとともに、なぜ捨ててはいけないのか?地球はどうなってしまうのか?を学び、そのあと自分たちで廃材を使って作ったリュックを背負い、町中のゴミを拾いながら練り歩いたそう。「毎年いちばん多いゴミは大人が捨てたたばこの吸い殻です…」と眞柄さんは話しました。眞柄さんは子どもたちに「地域の中で与えてもらうのではなく自分たちのために自らが未来のために動こう」と伝えているそうです。
・おうち食育協会・阿部さん
食育を伝える活動として6年目を迎えたという阿部さん。『食育推進』『子育て支援』『フードロス削減』の3つの活動を主とし、昨年6月からは子ども食堂も始めたそう。また普段は捨ててしまう【野菜のはじっこだけ】を使った「はじっこお野菜スタンプアート™」などの取り組みもされており、「楽しみながら食に興味を持ってもらうことが大切」「食育やフードロスなど興味がある方はぜひお声がけください!」と阿部さんは呼びかけました。
・NPO法人 日本ライフナビゲーター協会・新井さん
協会としては20年以上活動の実績がありますが、近年、足立支部を新井さんがリーダーとなり立ち上げました。活動としては、子どもたちの健全な育成と心のケアを目的に「子ども・おとなドラマセラピー」というワークショップを実施しており、足立区では「足立区公益活動げんき応援助成事業 」として採択されています。同じように演劇教育をされているキラいくあだちさんと何かご一緒できればといったお話や「今日のフードとても気になっています!お話しできると嬉しいです」と新井さんからクックたかくらさんに向けたメッセージもありました。
・有限会社クックたかくら・鈴木さん
鈴木さんのお母様が重度のアトピー性皮膚炎で、御祖父母様が「食」で何かできないかと始めた事業がクックたかくらだそうです。国産・有機の食材を使うことと、調理方法として添加物を一切使用しない食品を提供することを大切にしており、実際にお母様の体調が良くなったという実体験もあります。
本日のフードはプラントベースで、水の使用量が肉よりも大豆のほうが少ないなどSDGsの観点からも良い点はありますが、「なんといっても美味しく、特定の宗教やアレルギー(卵、乳)を持っている方も含め安心してみんなで食卓を囲んで頂ける。そういった食品を目指しています!」と鈴木さんは力強く話してくれました。
●自分がやりたいことと、必要な人や協力を書き出してみる
ワークの時間では、まず自分たちの「興味や関心、想い」「やってみたいこと」を書き、次にそれらを「どんな人と一緒にやりたいか」「どんな協力がほしいか」を書き出しました。
皆さんが書いてくれたワークシートを貼りだしたところ、他の方が興味深そうに眺め、「うちならこんなコラボができそう!」「こういう協力ならできるかも」とたくさん書き込みをしてくれましたので一部ご紹介します。
<キラいくあだち>
●興味・想い/やってみたいこと:
・子どもたちの未来、演劇、表現教育、演劇教育
・こどもの居場所、子どもたちが地域と関わる場
●他企業・団体より:
・学校に限らない学びのテキストを作る(サン・ブレーン)
・演劇を通してリサイクルの重要性を演じて頂きたい!(新井商店)
・大人でも参加できるワークショップがあれば参加したい(松﨑人形)
・イベントで子どもたちの発表の場を作りたいのでぜひ参加してほしい(ひだまりしゅしゅ花畑)
<新井商店>
●興味・想い/やってみたいこと:
教育(出前授業)→リサイクルの啓発
●他企業・団体より:
・教育に関するテキストの作成、イラスト入りのリーフレット(サン・ブレーン)
・リサイクルを使ったイベントを一緒にできたら(キラいくあだち)
・廃材を使ったワークショップを子どもたちにやってもらえたらうれしいです(おうち食育)
など、他にも多くのコラボが生まれそうな場となりました!
終了後のアンケートでも、「いろんなコラボやつながりが出来て、とても楽しい、うれしい時間でした」「食品ロスなどに関心の高い方とつながれてとてもうれしかった」「他業種の方とも交流ができ、いろんな活動をしている方のことが知れて良い機会となりました」など、他企業・団体と交流ができて良かったとの声が多く、満足度の高い交流会となりました。
●企画募集中!
「あだちSDGsパートナー」では、パートナーMeeting(交流会)に参加していない方からも「あやセンター ぐるぐる」でのイベント企画を受け付けています。SDGsに取り組んでいる皆さんの取り組みをもっと多くの足立区の方に知っていただくために、ぜひご活用ください!
「あやセンター ぐるぐる」で開催したいイベントがある方は、以下をご参照ください。
◎条件
・あだちSDGsパートナー登録申請が完了していること
・足立区のSDGsやまちづくりを推進する内容であること
・令和8年3月までに「あやセンター ぐるぐる」でイベント等を実施できること
その他、企画の応募・イベント実施についてのお問い合わせは
以下のメールアドレスにて受け付けています。お気軽にご相談くださいませ。
⇒ あだちSDGsパートナー令和7年度運営事務局 adachi_sdgs@yuidea.co.jp
「あだちSDGsパートナー」募集中! 詳しくは下記のリンクへ。
⇒ 足立区SDGs未来都市特設サイト https://www.adachi-sdgs.jp/partners/
次回のあだちSDGsパートナーMeetingは令和7年12月中旬を予定しています。
ご参加をお待ちしております!!