足立区の未来
向けたアクション

小さな一歩の積み重ねで、
足立区の未来がつくられています。

2025.08.20
レポート

竹の塚に、今までにないコミュニティを。リーズナブルに楽しめる隠れ家居酒屋から地域のつながりの活性化を目指す

カウンターに立ち、飲み物を作る鴨澤さん

アルバイトスタッフも含め、チーム一丸となってお店を盛り上げます

2025年5月、竹ノ塚駅西口から歩いて3分ほどの場所にオープンした隠れ家居酒屋「たけのぼり」。地域の人たちに愛されるお店を目指して、オーナーやシェフ、スタッフが一丸となって日々試行錯誤しています。マスターを務める鴨澤さんに、お店のコンセプトや今後の展望について伺いました。

PROFILE

たけのぼり

2024年12月のプレオープンから、メニュー開発などの準備期間を経て、2025年5月にリニューアルオープンした「たけのぼり」。それぞれ100種類以上もある豊富なドリンク・フードメニューを、リーズナブルな価格で提供しています。地域の交流の場を目指し、居酒屋営業だけでなく、カレー会などのイベントも行っています。

たけのぼり
https://takenobori.foodre.jp/

鴨澤浩二さん
「たけのぼり」マスター。

たけのぼり

竹の塚から広がるコミュニティ 地域に愛される拠点を目指して

足立区在住40年になるオーナー・村田さんの「コミュニティの拠点となるお店をつくりたい」という思いから始まった隠れ家居酒屋「たけのぼり」。テーブル席とバーカウンターを備えた店内では定期的にイベントが開催され、飲食だけでなく、集まる人々との交流も楽しめる場所をコンセプトにしています。毎週日曜日に行われるボードゲーム会のほか、今後はママ友の集まりや、子どもたちの夏休みの宿題をみる会などを企画しているのだとか。居酒屋という枠にとらわれない地域の交流の場として、竹の塚の人々に愛されるお店を目指しています。

マスターの鴨澤さんは、飲食業界で40年の経験を持つベテラン。2025年5月のリニューアルオープンを前にした準備期間中に村田さんと出会い、そのコンセプトに共感して一緒に「たけのぼり」を作り上げてきました。準備期間中にはドリンク、フードの開発を進め、今ではそれぞれ100種以上のメニューがあるそう。より多くのお客さんに満足してもらえるように、和から洋まで、なかなか家庭では食べられないような味わいをリーズナブルな価格で取り揃えることにこだわっています。

お店の特長は、宣伝や営業面を担当する村田さん、マスターの鴨澤さん、本場イタリアで修業したシェフ、スタッフの方々が、それぞれの役割を担ってチームで運営している点です。役割分担があるからこそ、リーズナブルで美味しい料理の提供や、人と人がつながる心地よい空間づくりが実現できました。開店以来、「たけのぼり」では共通の知人を介して新たな出会いが生まれたり、隣り合わせた来店者同士が意気投合したりと、自然な結びつきが生まれています。人と人との温かな関係を感じられる瞬間は、お店のメンバーにとっても心に残る出来事となっています。

商店街もあり賑わいを見せる東口に比べ、竹の塚駅西口は店舗が少ないと話す鴨澤さん。「たけのぼり」をきっかけに、西口側にも活気を広げていきたいと意気込みます。ゆくゆくは、足立区内にコミュニティの拠点となるようなお店を増やし、区全体を盛り上げていくことも視野に入れているのだとか。「たけのぼり」チーム一丸となって創出する新たな仲間との出会いの場をきっかけに、竹の塚、そして足立区の可能性はこれからも広がっていくことでしょう。

関連するSDGsゴール

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Words for the Next!

未来の足立を見据える「たけのぼり」鴨澤さんの語録

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ライター

鴨澤さんは「たけのぼり」のリニューアルオープンのタイミングで竹の塚に来られたとのことですが、まちの印象はいかがですか?

鴨澤さん

初めて来たときは、駅前が発展していて驚きました。都会な印象もある一方でほっとする雰囲気もあり、バランスのいいエリアだなと思います。

ライター

今後の目標について教えてください。

鴨澤さん

まだオープンしたばかりなので、まずは多くの方にお店を知ってもらって、足を運んでいただくことですね。ベースをしっかり作ってから、いろいろと枝葉を増やして新しいことにも挑戦していけたらと思います。

ライター

まずは竹の塚の地域に密着したお店づくりを目指すということですね。

鴨澤さん

そうですね。営業時間を延ばすなどして、もっと多くの人に楽しんでもらいたいと考えています。そして、「また来たい」と感じてもらえるような場所にしていきたいですね。